こんにちは、執事です。
やっちまった…ついやっちまったゼ…
IYHは誰にでも起こりうる事である。
そう、自分だけではない…決して…。
まさかディスクブレーキブロンプトンに手を出す事になろうとは…。 pic.twitter.com/iYgGYcrxXA— 執事885 (@butler885) November 25, 2019
IYHしてしまいました。(´・ω・`)
まぁ、
ブロンプトン”風”チタン製ディスクブレーキ仕様フレーム一式
と言った方が正確ですね。
ブロンプトンの純正では存在しないものなので。
ただ、純正ではないといえど、金額は純正のチタンモデルに匹敵する金額にはなります。
次回の明細を見るのが怖いものの、
全部揃えて一台組み上げても貯めてたお小遣いで収まる様に計算してるから問題ない!…ハズ。
まぁ、金額やらなんやらは最後に詳らかにしますよって…。
とりあえず今回はフルチタンブロンプトンの核となるチタンメインフレームがどんな風になっているのかを写真付きで紹介していきたいと思います。
ブロンプトンのチタン製メインフレームの詳細 その1 全体像
まず全体像から
ハッキリ言って全体像を見ると殆ど変わりない様に見えます。
折り畳みクランプ部分についているクランプは最初から付属していて同じくフルチタン製。
クランプレバー部分はオリジナルと同じく左右非対称の長さ。
クランププレートはオリジナルよりも薄めに作られていて、リデア等のクランププレートに見られる
片側のリップアップはなし。
バネが付属していますが、構造的にバネを破壊しないと取り外せない様になってます。
ただ、バネの長さを短くしてフレームヒンジ部に負担を掛けないようにされているみたいです。
バネが引っかかってハンドルステムヒンジピンが緩んで交換した、という話も聞きますのでその対策でしょうか。
ブロンプトンのチタン製メインフレームの詳細 その2 フロント部
次は折り畳み嵌合部より前の部分。
チタン合金は性質上ブロンプトンの純正フレームの様にロウづけできないので、Tig溶接で作られています。
そのTig溶接の仕上げがあまりに綺麗なので
こういったチタン合金も溶接可能なマシンを使って作成しているのかもしれません。
それ以外の部分は基本的に構造は一緒ですが、目立って違うのはヘッドチューブとメインフレームの接合部分に穴が開いている所でしょうか。
オリジナルはここは埋まっていて、
このツールキットの磁石が引っ付くようになっています。
まぁ、仮にここが埋まっていてもチタン合金は非磁性体なのでツールキットはセットできないんですけどね。
でもここに何か仕込む場合はヘッドチューブに落ちても困るので、
こういったテープで塞いでおいた方がいいかな。
ブロンプトンのチタン製メインフレームの詳細 その3 折り畳み嵌合部
次は折り畳みの嵌合部
折り畳み嵌合部の作りもほぼ純正準拠。
このチタンステムの時と同様に
凸凹部分が噛みあう様にもなっていて、接触面積が増えています。
最新版のブロンプトンの嵌合部もこうなっているのかな?
それとメインチューブを嵌合パーツに差し込んでからTig溶接がされていて、ここも純正準拠。(写真1.2枚目)
純正フレームを見てもらうとわかりますが、こちらもフレームパイプを嵌合パーツに挿し込んでロウづけされています。
こういう形だと、仮に溶接やロウづけされた部分に亀裂が入ったりしてもいきなりポッキリいくことはまずないと思われます。
ちなみに、写真では左側の穴が開いた方でしかわかりませんが、内側からも半円状にTig溶接処理されていました。
反対の右側はただフレームパイプが挿し込まれているように見えますが、こちらもヒンジ側の内側が半円状に溶接されています。
3枚目の写真は付属のクランプでしっかり締めこんだ状態。
純正と同じクランプとフレームの隙間も再現。
でも、ここはホントなら純正クランプが柔らかいアルミ製でできていて、クランプがフレームにベタっとくっつく様になったらクランププレート交換時期、という目安になるように作られているワケで、この硬いチタンクランプでそれを再現するのは…カジり防止の為かしら?(´・ω・`;)
それと、ヒンジ部にある2つのイモネジですが、これを外すと自分でヒンジピンを入れ替えられるようになっています。
仮にヒンジがおかしくなっても自分で補修できるのは有難いですね。
ブロンプトンのチタン製メインフレームの詳細 その4 BB周辺部
フレーム中央からBB、ヒンジ周辺の画像がこちら
こちらも再現度が高く、純正準拠。
ケーブルを通す金属枠も純正と同じようについています。
車体番号はボトムブラケット部に刻印されています。
また、ヒンジボルトを通す部分に胴製スリーブが圧入された状態で送られてきました。
なので、
この辺のパーツがあればすぐにリアフレームとくっつけられます。
仮にヒンジボルトを入替える必要があって銅スリーブが必要になったとしても、
↑から単体で購入できます。
ブロンプトンのチタン製メインフレームの詳細 その5 シートチューブ周辺
ある意味ここが一番違うかもしれないシートチューブ周辺
ここは純正準拠というわけではないですね。
純正だとあるシートチューブ最上部の”絞り”がなく、ストレートのままで、替わりにスリーブが上に引っかかってかぶさる様な形で挿入されています。
純正だとこのスリーブは樹脂製で、外からは見えない様になっています。
最初はヘンな形だと思っていたのですが、よくよく考えるとこっちの方が合理的かもしれません。
自分の純正ブロンプトンでもあったのですが、シートポストを下げた時にサドルレールがシートチューブに当たる事がありました。
それが原因でシートチューブの上部周辺の塗装が剥げているブロンプトンも結構見かけます。
しかし、この構造ならば、スリーブにサドルレールが当たるので、フレームそのものにダメージがいく事はありません。
ちなみにですが、このスリーブの素材は
15メートル離れると…なんだかわかりません!(ラーメンズ感)
近くで見ても…なんだかわかりません!!(不思議の国のニポン感)
冗談は置いといてホントになんだかわかりません。
竹か皮か何かの複合樹脂の様に見えるのですが、何とも言えない素材感。
我々はこれを完成品とは認めない!
でも、普通の樹脂より磨耗に強そうな感じがします。
まとめ
最後に重量ですが、ヒンジクランプ込みで
1330gでした。
やっぱり軽いなぁ。
純正のメインフレームが1960gとからしいので、630gほど軽い事になります。
今回購入したメインフレームですが、購入したのはこちら
発送も早く、梱包も丁寧でよかったです。
次の記事
完成の記事
さらなる軽量化の記事
公式チタンフレーム ブロンプトン T-Lineのお話
https://butler885.com/brompton-56/
コメント
色々と思うんですが…
悪意はないと思うのですが…
単純に、コピー品商品だってことは把握していますか?
コメントありがとうございます。
はい、理解した上で組んでいます。
こういう商品が世に出る様になったのも、ブロンプトンの特許が切れた為ですが、普通の人はまず手を出さない部分だと思います。
M2に改装した純正のチタンブロンプトンも所持していますが、それぞれの良さがあってどちらも楽しんでいます。
これについては完全に趣味の世界ですね。
ブログ大変興味深く拝見させていただきました。
私もブロンプトンのディスク化に興味がありまして、一連のブログの内容を参考にさせていただこうと思います。
また、質問をさせていただきたいのですが、チタン製のメインフレームとステムの折りたたみ部分について、普段使用されている中で、特に問題と思われることはありますでしょうか?
チタンという素材の性質上、折り畳み機構に使用される肉薄のプレート部分などどうしても弱くなりやすい部分で異音や凹みなどはありますでしょうか?
現在、メインフレームとステム部分は純正品を使用しようか筆者様のように全部チタンで組もうか悩んでおります。簡単にで結構ですので、実際に使用されている中で気になったことなど教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
折畳み嵌合部はチタンブロックを切り出して作成している様です。
厚みなども、台湾ブロンプトンの金型ではなく、現行ブロンプトンとほぼ同じ形状で厚みは十分に見えます。
普段使いの範囲で特に問題は発生していません。
自分が使用している範囲内においては異音やきしみ等、へこみもないですね。
ちなみに体重は61kg位です。
チタンメインフレームについては、完全に個人の趣味の範囲になってきますので、組む場合は全て自己責任になります。
絶対の安全性を考えるなら、やはり本物のメインフレームをオススメします。
しかし、
「それでも自分で組んだ自分なりの究極の折畳み自転車に乗りたい!」
という自分みたいな人もいるので、そういった方向けに記事を書いています。
不躾な質問であるにもかかわらず、丁寧に回答していただきありがとうございます。
完全に趣味の世界ですので、自己責任であることは重々承知のうえで、筆者様のように情報や経験を発信していただけることに感謝しております。いただいたコメントを含め私も試行錯誤を楽しんでいろいろと試してみようとおもいます。
また、自分と同じような趣味趣向を持った人がおられるということも嬉しく思っております。これからも筆者様のブログをたのしく拝見させていただきたくおもいます。
ありがとうございます!