お久しぶりです、執事です。
記事作成3ヶ月ぶりです、ヤバいです、仕事忙しいですヤバい:(;゙゚’ω゚’):
さて、今回の記事はタイトルの通り、TCL NXTWEAR S について。
巷間話題の XREAL Air(旧 Nreal Air)とそっくりな商品です。
どちらも比較的安価なARグラスですが、これで何ができるかという事も含めて記事にします。
TCL NXTWEAR S を使ってな!
そもそもARグラスとはなんぞや?
こういった商品群がいわゆるARグラスというものになります。
一番最後のINMO AIRのみ無線式ですが、基本的に有線式のものが主となります。
で、ARグラスと似たものとして
こういったVRグラスというものがありますが、使用目的がまず違います。
最近は前面にカメラを搭載して、パススルーという形で現実世界も見える商品もでてきてはいますが、VRグラスはそれ専用のソフトウェアを楽しむもの(ゲーム等)であり、基本的には現実世界から隔離されたVR空間を楽しむものです。
対して、ARグラスはVR空間の様に没入するものではなく、現実世界の一部に画像を投影するものです。
でもこれだとわかりにくいので、ぶっちゃけて言うと、
「メガネ型の可搬式モニター」
と思って頂いて差し支えないと思います。
単体で利用するものではなく、スマホだったり、ノートPCだったり、NAC(小型PC)に接続することでモニターとして使えるメガネです。
XREL Air と TCL NXTWEAR S は似てるけど少し違う
さて、今回私が購入した TCL NXTWEAR S ですが、それより有名なXREAL Air(旧 Nreal Air)という商品があります。
ですが、今回自分がXREAL Airを選ばなかった理由が以下の通り。
- 自分がド近眼の為、視力矯正用のレンズが必須だが、XREAL Airだとその矯正レンズをつけるとまつ毛があたるというコメントがあったから。
- 有線式なので、どちらも常時ケーブルがついた状態になるが、XREALは挿込式、TCLはマグネット式で不意なケーブル引っ張りに対してマグネット式の方がより安全だと思ったから。(断線もしずらい)
- サングラスレンズ部分が脱着可能
- ノーズパッドをフロッグパッドに変更できる
大体こんな違いがあります。
どちらもメガネの弦の部分で音量と明るさの調整が可能。
XREALの方は電源ボタンもついていますが、TCLの方は電源ボタンがありません。
替わりにTCLの方は輝度調節部分を押し込む事で3D表示との切り替え機能があります。
まぁ、この機能は3D表示に対応した動画や画像でないと機能しないのですが。
TCL NXTWEAR Sのノーズパッド交換のススメ
上の4で書いたTCLを選んだ理由の一つがこれ。
本来、TCLのノーズパッドは2種類あります。
その内の一つがこれ。
もう一つはデフォルトでついている一体型タイプなのですが、ゴムか樹脂の様なものなので、アタリの調整ができません。
ですので、使用する場合は大抵上記写真ものに交換すると思うのですが、それでも82gの重さというのは結構バカにできない重さでして、それなりの時間経過すると、鼻のあたりが痛くなってくると思います。
また、寝転がって使用する際にはおでこに当たるフレーム部分が熱を持って不快感が出てしまいます。
そこで、自分は、
こちらの商品を購入して取り付けています。
これを使うと、起きて使用する際にはきちんと固定され、寝転がって使用する際には○のパッド部分が丁度クッションになって、おでこが直接フレームに触れにくくなります。
まさに一挙両得のノーズパッドになりますので、TCL NXTWEAR Sユーザーには、特におススメのカスタムになります。
ARグラスで任天堂スイッチはプレイできる?
XREL Airでも、TCL NXTWEAR Sでも、Rokid Airでもできます!
ただ、使用するには、
これらが必要になります。
1つ目はHDMI映像+ARグラスへの給電を可能にするためのアダプター。
HDMI出力しかない機器からARグラスへ映像を送る為には絶対に必要になるものです。
類似品として、
こちらでもいいですが、日本国内だとやたら高いのが難点。
2つ目は映像を送るHDMIアダプター。
3つ目はスイッチドックの替わりになるアダプター兼電源。
類似品としてもっと安価な
こういったものもありますが、こちらはPD給電用に別途電源アダプターが必要になるので、全て一体型の方が運用上は便利です。
ただ、手もちのスマホの充電用にこういったPD充電アダプターが既にある様な方でしたら下を選んでもいいと思います。
一応、例としてアダプターを繋げた画像がこちら。
この接続の場合、スイッチへの給電、ARグラスへの給電の両方が行えるのでバッテリー切れの心配がありません。
TCL NXTWEAR Sのみならず、XREAL Airでも、Rokid Airでも、Rokid maxでもこの接続でいけます。
ニンテンドースイッチに接続されているUSB-Cの部分を別の映像出力機器(PCやPS5など)に接続すれば、それらの画像も映せます。
スプラトゥーン3やゼルダの伝説、Steamを寝ながらプレイなんて事も自由自在です。
TCL NXTWEAR S のレンズを作成する
自分の様な近視の人間には、視力矯正レンズが必要になるわけなんですが、このレンズが実はどこでもは作成できません。
最初はネットで安価だったレンズ.comさんを利用して送ってみたのですが、「作成不能」で送り返されてきました。
一応、XREAL Air、TCL NXTWEAR S共に、公式にレンズ作成を受けているのは、
こちらだけ。
XREAL Airなら、amazonでも取り扱いがあります。
ですが、TCL NXTWEAR Sの場合は、2023年8月現在ではオンライン注文ができません。
仕方ないので、イオンに行って
- OWNDAYS(オンデーズ)
- Zoff
- JINS
これらの店舗をあたってみるも、全滅…。
どこもこのサイズの小さなレンズ加工をしたことがない、若しくは削るための型枠がないとのことで断られてしまいました。
TCL NXTWEAR S のレンズ作成が可能なのは…武田メガネ!
結局、最後の最後にこのレンズ作成を受けてくれたのは武田メガネさんでした。
1.67の薄型レンズにしておかないと欠け等が発生する可能性もあるという事で1.74ではなく1.67で作成。
自分の右目は-6.75、左は-7.50と超近眼なのですが、ちゃんと見える様につくってもらえました。
ちなみに、金額は11000円とそれなりのお値段にはなりましたが、JUNGINZAに行けない地方民にとっては貴重なお店です。
また、使用感についてですが、XREAL Airのコメントであった様なまつ毛が当たるような事もなく、非常に快適に使用できています。
正直言って割高なレンズにはなるので、amazonでも簡単に矯正レンズを注文できるXREAL Airの方がお得感はあると思いますが、
「レンズにまつ毛が当たる!」
のコメントが気になった自分の様にTCL NXTWEAR Sを購入してしまったド近眼の方は、近所の武田メガネに問い合わせてみてください。
まとめ
というわけで、
こちらと武田メガネさんで作成してもらったレンズを合体させたTCL NXTWEAR Sで記事を書いてみました。
使った印象としては、記事作成をする事は余裕でできるけど、モニターと比較したらどうかと問われれば、モニターでやった方がやりやすい。
ただ、自分の様なNAC
を家で使っている様な人間なら、持ち運んで家中どこででも記事が書けるのは便利。
特に夏のこのクソ暑い日にリビングで記事が書けるのはありがたい。
エアコン2台動かすのも電気代勿体ないし。
ちなみに、小型のノートPCをお持ちで、それを日常的に使われている人にとっては拡張ディスプレイとして使用するのにもいいんじゃないかな、と思います。
ですが、何と言っても、このARグラス系の最高の使い道は、
このamazon fireTVを使ったAmazon Prime一人映画館。
寝ながらイケるのでとっても便利です。
Android端末でUSB-C(DisplayPort Alternate Mode)搭載のものならば、fireTVすらも必要なく、ただAndroid端末に接続すればAmaon primeを見る事もできます。
もちろん、Android端末上のアプリやゲームも大画面で楽しめますが、ARグラスへの給電もスマホのバッテリーから行われるので、そこまで長時間は運用できません。
あと、iphoneでは別途アダプターが必要となります。
その点は注意が必要です。
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