Brompton (ブロンプトン)モドキ? ブロンプトンにソックリな折り畳み自転車 ハリー クイン(HARRY QUINN) ROLLER 88209 PORTABLE 88210っていう電動まで?!

その他自転車、自転車用品

巷間、小径車好きな一部界隈で噂になっている(?)自転車がありまして。

その名が、

ハリークイン(HARRY QUINN) ROLLER 88209

という自転車。

見た目は旧型ブロンプトンフレームを基にしたコピーみたいな感じ。
それだけならば大して気にならなかったのですが、これの電動タイプがある事を知ってちょっと気になってしまったのでした。

そちらの名前は、

ハリークイン(HARRY QUINN) PORTABLE 88210

と言うそうで。

そもそも、HARRY QUINNって?

元々は1890年に開業したイギリスの自転車工房の名称の様子。
その商標と名称を株式会社ジックという所が商標権を獲得して、その名前で販売しているブランド名の様です。

公式サイト

Harry Quinn 商品一覧|ラインナップ|GIC BIKE COLLECTION / ジック株式会社
***

見てみると、このブロンプトンモドキ以外にもマグネシウムフレームのミニベロなんかも取り扱っている様子。

他にも、量販店なんかでよく見るHUMMERの折り畳みなんかもこの会社の商品の様ですね。

ブロンプトンモドキ?!ハリークイン(HARRY QUINN) ROLLER 88209の概要

 

ホンモノのブロンプトンですと、中古でも10万を下ることは滅多にありませんが、こちらは実売6万円を切るお値段。

リアキャリアが標準装備で、ハンドルステムはTern系の中華ステムを使っている様子。
ある程度伸縮できるのでポジション設定の自由度は高そう。
また、ステム固定についても、かなり堅牢だと思います。
ただ、この同型ステムの重量は確か970gくらいある代物だったと記憶しています。

メインフレームはアルミ製。
ブロンプトンはクロモリ製なので、それと比較すれば錆びには多少強いかもしれません。
しかし、アルミ特有の金属性質による経年での強度劣化は免れないと思われるので、ブロンプトンの様に一生乗れる自転車としては扱えなさげ。
また、折り畳みの方向も逆側になっており、ブロンプトンなら隠れるチェーンとチェーンリングがむき出し状態で折り畳まれる仕様です。

更に、ヘッドチューブの角度がブロンプトンに比べてかなり寝た角度になっており、トレイル長も長めになっています。
これは、本家ブロンプトンよりも短いホイールベースを要因としたふらつきを抑えるためにこういう設計になっているのかな?
仮にこのチューブ角度をブロと同じにしたら、ホイールベースはかなり短くなってしまうと思われます。

折り畳んだ際のサイズや形状も実はかなり違っていまして、リアを折り畳んだ時に前輪が浮いています。
本家ブロだと、例えリアキャリアがついていたとしても、前輪は接地するので、折り畳む際は倒れない様に注意が必要になると思われます。
この前輪浮きについては、リアキャリアが本家に比べて地面と平行に近い角度なので、これが本家と同じくらい後ろに寝た角度になれば多少変わってくるかもしれませんし、リアキャリアを外すことで緩和できるかもしれませんが、実機がないので何とも言えないですね。
それと、元からリアキャリアを外すことも想定内なのか、リアフェンダーにもちゃんとローラーがついています。

 

さながら電動ブロンプトンモドキ?ハリークイン(HARRY QUINN) PORTABLE 88210

そして、こちらがちょっと気になっている電動ブロンプトンモドキのハリークイン(HARRY QUINN) PORTABLE 88210。
金額は13万を切る程度で、大体中古のブロンプトンの年式の古いものと同じ位の値段です。
フレームは基本的に88209と同じ形状なのですが、注目すべきはその電動システムとバッテリー積載方法。
本家ブロンプトンも近年電動タイプを発売しましたが(英国のみ)バッテリーはフロントキャリアブロックに積載するタイプで、バッグの積載場所を奪ってしまう設計でした。

公式サイト

Brompton Electric Folding Bikes | Explore the range of Brompton Electric Bikes
With a range of 45 miles, shop the range of Brompton Electric Folding Bikes. Arrive in effortless style with a folding e...

しかし、このハリークイン88210は駆動系こそ本家と同じ前輪ハブ駆動タイプですが、バッテリーは、

メインフレームに内臓されます

 

しかも、ちゃんと抜き取ることが可能になっていて、バッテリーだけ取り出して充電もできる様子。
この部分だけは本家より秀逸な出来だと思っちゃったんですよね。
それ故に少し興味が沸いた次第でして。

 

実店舗でハリークインを購入する方法

欲しいけど、通販だとアフターケアがなくて心配!という人は、サイクルベースあさひでの取り扱いもあるので、そちらに問い合わせてみてもいいかもしれません。

モノによっては、ネットで注文して最寄のサイクルベースあさひで受取る事もできるので、始めての折り畳み自転車購入でも安心です。

 

まとめ

本家ブロンプトンを持っている人は、わざわざ買い増してまで入手する必要性は皆無だと思います。

しかし、人によっては

チタンブロンプトンを持っているけど、高価過ぎて普段乗りできない!
けれど、これなら普段乗りに使えるかも?!

と思って購入される方がいらっしゃるかもしれません。

もし、購入or試乗された方がいらっしゃったら、是非感想を聞かせて欲しい…。(他力本願)


実際に購入された方からレビューが届きました!

ブロンプトンに似た電動折り畳み自転車 ハリークインPORTABLE 88210を購入されたnominomiさんのレビュー
こんにちは、執事です。 今回は、 こちらの記事で紹介していた、ジック株式会社から販売されているブロンプトンのソックリさんの自転車について、実際に購入されたnominomiさんからコメントを頂きました。 そのコメントを記事にする許可を頂いたの...

コメント

  1. nominomi より:

    はじめまして。検索でたどり着いた通りすがりの者です。
    自転車マニアではないですが、超安価なものばかり数台乗り継いでます。

    この記事も参考にしてハリークインポータブル買ってしましました。人柱です。(笑

    私はブロンプトンは乗ったことがないので比較できませんが、感想としては本体は安いミニベロのそれです。同じジックが出しているハマーとかといい勝負でドッペンギャンガーほどちゃちではないけど、本家には遠く及ばないと思います。
    基本のフレームやシートポストの剛性感は高いのでカスタマイズでかなりカバーできそうですが。

    電動部分はマイルドで日本の規制に過剰なほど合わせていますね。むしろ型式認定受けた大手の製品のほうが「あれっ?」っと思う部分がありますが、この自転車はまさしく「アシスト」に徹していて、制御に関してはすごく好感が持てます。

    何でも聞いてください。逆にプロンプトンのことは私が知りたいので。

タイトルとURLをコピーしました