こんばんは、執事です。
今、ある自転車の手入れをしているのですが、その過程でちょっと困った事態が発生し、それを解決した事を記事にします。
解決してしまったら実に簡単な事なのですが、そこに至るまではやっぱり困るわけでして。
この記事が同様の事態に陥った方の助けになればと思います。
クランクを逆回転させた時にチェーンがたるんで外れてしまう!
発生した事態はこの表記の通り。
自転車を組み上げて、試乗をしようとした所、クランクを普通に回す分には問題がないものの、わずかでも逆回転させるとすぐにチェーンがたるんでしまい、フロントチェーンリングからチェーンが外れてしまいました。
自転車から降りてからクランクを手で回してみると、逆回転の際にリアディレイラーが引っ張られてチェーンの下側は張るものの、上側はフロントチェーンリングからスプロケットにかけてたるんでしまう状態。
何回まわしてみてもリアディレイラーが引っ張られるのは変わらず。
本来ならここで気づくべきなのですが、ある部分がちゃんと機能していなかった為に発生した事態でした。
チェーンたるみの原因は、スプロケットが回転しなかったから
よく見直すと、クランクの順回転ではちゃんとチェーンもたるまずに車輪も回るのに逆回転の時は
リアスプロケットが回転していない
状態でした。
でも、順回転はしていたので気づくのに時間がかかりました。
考えたら、順回転時はホイールと一緒に回るのでスプロケットが固定されていてもちゃんと回るんですよね。
でも、逆回転時はリアスプロケットだけが回るので、それが回らないとチェーンがたるむ、と。
たるみの原因はわかったので、今度はスプロケットが回転しない原因を探ります。
スプロケットが回転しない原因。そうなる前にやったのは8速→9速化
スプロケットが回転しない状況に陥る前に行ったのはリアホイールの9速化のみ。
最初はハブのラチェットの破損も考えたのですが、その作業の間にラチェットが壊れるとは考えにくい。
構造的に9速化したスプロケットそのものに原因があったとも考えにくく、残るはハブの回転を阻害する何かがあるという結論に。
そこで以下の2通りの手段を試してみた所、
- リアホイールのスキュアーを締め付け過ぎている?→緩めても状況は変わらず。
- スプロケットのロックリングを締め付けすぎている?→緩めたら確かに多少回る様になった。
というわけで、スプロケットの固定に問題があるらしい事は判明。
じゃ、多少緩めて様子見…とはいかなかったのでした。
ロックリングを緩めたら11Tのスプロケがぐるんぐるん回る位に緩くなる!
前述のとおり、スプロケットのロックリングを緩めればスプロケが多少回る様にはなったものの、スプロケが回る位まで緩めると最小の11Tのスプロケが全く固定されない状態になってしまいました。
これでは使い物になりません。
「なんで?原因は??」
とここからまた考え込みそうになった所、ホイールについていたある物が目に止まったのでした。
スプロケット回転阻害の原因はコレ!
フラッシュで見にくくてすいません。
原因はスポークプロテクターでした。
と、いってもリアディレイラーの調整がズレた時の保険と考えれば、あった方がいい時もあるのですが、今回9速化に使ったXTグレードの11T~32Tのスプロケットだと、
このスプロケット裏のピン?の様な突起がカバーに干渉してしまっていました。
これが原因でリアスプロケットが回らなかったわけです。
まとめ
スポークプロテクターを取り外してスプロケットを取り付け直した所、無事に回転するようになりました。
考えてみたら、8速から9速に交換した時にロックリングがえらくかかりにくかったんですよね。
カバーに干渉していたわけですから、9速スプロケが奥まで入っていなかったからそうなってたわけです。
そこで気づいていればよかったのですが、まぁ、解決したのでよしとしましょう!
そして、この情報が同様の状況に陥った方の助けになればと思います。
自分のミスをネタにしたかったわけではない。
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