さて、以前の記事でも書いてましたが、スワップ協定のお話。
って、これ書いたのって2011年の10月26日なんですね。
もう1年半近くになるのかぁ。
さておいて。
日韓スワップ協定の30億ドルにあたる部分が、2013年7月3日をもって失効します。
今回のスワップ協定の期限が切れる部分は、民主党が総額700億に増やす前からあった部分ですね。
30億ドル+100億ドル(チェンマイイニシアティブのアレ)の総額130億の中の30億分。
こうやって見ると、 30億ぽっちかよ!100億分も何とか消し去れないの?! って思われるでしょうが。
このチェンマイイニシアティブが締結されたのは、2000年5月。
でも、この頃は二国間のスワップ協定だったんですね。
チェンマイイニシアティブに参加する国々全体がその全体の外貨準備を使って危機にある一国を助けるではなく、それぞれ国の外貨準備に応じて、危機に陥った国に対して、参加国それぞれが二国間締結をする、という形でした。
でも、麻生さんが総理だった頃。
2009年の5月に、この二国間のスワップをチェンマイイニシアティブに参加する国々でそれぞれに締結し合う、という形から、参加国全体の意思(金融危機の際に相互に助け合う)から、いちいち二国間で締結という煩雑さをとっぱらいました。
つまり、全体の外貨準備を使って、危機にある一国を救いましょう、になったのです。 その枠で100億ドル。
つまり、これは、韓国保護の為のものではなく、東南アジアのチェンマイイニシアティブ参加国全ての国に対する保護なのです。
これはなくせません。 ってか、別になくさなくてもいいんですが。
どうせ、日本には外為特会があります。(日本のドル建等外貨資産) このままでは使いようがありませんし。
ただ、韓国に対しての単体のスワップ協定分30億を7月4日以降も継続するっていうぐらいなら、チェンマイイニシアティブ側に30億付け替えればいいのに、とはおもったりしますね。
てか、今はこれくらいが落としどころかな、とは個人的には思っています。
一応、韓国側も日本に対して頭を下げた事にはならないし、日本側も、スワップ枠が膨らんでも、枠の20%以上の使用があった場合は鬼のIMFに取り立てさせればいいわけですし。
参議院選挙を控えた大事な時期。
今の自民党を応援している日本人は、韓国を助けるなんて言う政党に投票したいなんて思わないですし。
かといって、親韓議員とかいう内患がいるのがわかっていても、今の時期にすぐにバッサリいくってのも難しい。
で、参議院選挙前に日韓スワップ協定30億ドル分が切れちゃう、と。
どうせもう7月3日までに継続の話なんて絶対まとまらないんだから、30億ドル分チェンマイイニシアティブの枠増やしたら?
とか、妄想を書いてみるの図。
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