加速する落ち目の○流れ…

最早、言わずもがなのかの国関係…。
ヤフー子会社のファーストサーバ「データは復旧不可能」「賠償は顧客が支払った総額を限度」 この被害って、わかり易く言うと、クラウドサーバー上のデータ(顧客から預かったデータ)が全部、バックアップごと吹っ飛んだ、というお話なのですが…。

これがシャレにならない。 いや、ホントにシャレになってない。
通常、といっても、各企業ごとに方法は違えども、今の時代は、pcを使って業務を遂行している所が多数と思います。
で、このファーストサーバーという会社は、そのメインデータの保存、及び、基幹業務を遂行するソフトウェアをパッケージして販売していた様です。
ソフトウェア自体は「サイボウズ」という企業のソフトみたいなのですが、そのソフトを使って、更にはそのデータの保管をファーストサーバーに任せて、基幹業務のバックアップ作成や、サーバー管理の人件費を含めたコストを削減しましょう!ってのがウリだった様子。
しかし、そんな会社が、ありえない事に、
「ファーストサーバーを使用する場合、その自己バックアップ(ローカルバックアップ)は、そのままでは取れない形に基幹業務ソフトに変更を加えている上に(*1)、バックアップもファーストサーバーにお任せ下さい!と、いっておきながら、ぶっとんだデータの回復には自己バックアップ(ローカルバックアップ)からしてくださいね(ハート)」
*1:元々のサイボウズのソフトには、バックアップ機能があるんだけど、わざわざそれを使えなくして、ファーストサーバーのクラウドストレージサービスと抱き合わせしてサービスを売っている。なんでそれを塞いでいるかというと、業務の全てにファーストサーバーを絡ませる構図にして、顧客の囲い込みを計った為。 という、トンでもないムチャぶりっぷりww できませんww

さらには、 今回の補償については、お客さんが今まで払ったサービス利用料を上限とします。 データなくなったのはカンベンだけど、バックアップを自分で取ってないオマエラが悪いからw*2
*2いや、だから、そもそも取れません。っていうか、そういうバックアップが取れない仕様でサービスを売ってたくせにw
ありえない事が起こる、これぞS人クオリティw 
いや、でもこれ笑えない。
正直、自分も会社内で簡単なシステム維持もやってるから、記事を見て、内容を確認した時には、背筋が凍りつく思いがしましたよ、えぇ。
だって、これ、企業によっては、 「会社が何も出来なくなる」 っていうのと同義だから。
私が以前働いていた所でも、 サーバーが壊れて修理&データ復旧が不可と判明>ローカルバックアップから再生 ってコンボで、丸3日近く通常業務が進まなかった事があって、復旧できはしたものの、冷や汗をかいた経験があります。
それが、データからのバックアップがほぼ不可能な状態にされたわけですから、 これは最早テロです。
企業によっては、きっちり別途にバックアップを取る事をしている所もあったようです。
それ以外では、少数は紙媒体等の別のデータ形式や、別の形でローカルデータ保持(バックアップ以外)からの復旧という、明らかに人海戦術としか言いようのない方法で再現した(現在進行形でしている)所、システム管理者が優秀な所では、データの破片からファイル形式の違和感に気付く>リネーム>復旧、とかいう神業をやって復旧した所もあるみたいですが、大半の企業に於いては、まず復旧は無理でしょう。
この件から学ぶべき教訓は…
「かの国とは関わり合いになってはならない、落ち目の○流れは、法則どころか、最早呪いと同等である。」 と、認識する、という事でしょうか。
会社のコストカットどころか、会社の存在そのものをカットしてしまったでござる!
ってやかましいわw

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