先月20日、我が家の愛犬(コーギー)が20年の犬生の幕を閉じました。
大きな病気を患うこともなく、今までの私の人生の半分以上を一緒に過ごしてくれました。
20年生きた我が家のコーギー
ペット霊園へ連れて行って、火葬にて見送ったのですが、人間の年齢にすると102歳だったそうで、文句なしの大往生だと言われました。
逝く1ヵ月前までは普通にエサも食べられていたし、水も飲んでいたのですが、1ヵ月の間に急速に老いていった感じで、飲み食いする量が激減し、痩せ細って立ち上がるのもつらそうでした。
それでも、愛犬の方が自分から何とか外でトイレを済ませようとしていたのは今考えれば凄い事だったのだな、と思います。
最後は、、書くとやっぱり痛ましい感じがするので文章にはしないですが、とても安らかな顔で眠る様に逝きました。
ビタワンについての誤解
それから暫くして我が家の愛犬が20年生きた、という話題に連なって「エサ」のお話をする機会があったのですが、私が愛犬にあげていたエサが「ビタワン」だったと言ったら、なんだか妙な反応をされた方がいまして。
どうもどこかのサイトに「ビタワン」には栄養素皆無な搾りカスが含まれているだの、犬には全く必要性のない栄養素が含まれているだの、散々な事が書いてあったそうで。
だから、自分の愛犬には変なモノを食べさせたくないから、そのサイトが薦めるエサを与えている、多分いいんだろうし、との事。
確かに最初に動物を飼い始める時はどのように飼うべきか、どのようなエサがいいのかがわからないのですから色々な人にお話を聞く(最初は購入したブリーダーさんやお店の人から聞きますよね。)のは必要だと思います。
犬や猫も人と同じで持病を持っていたり、また色々と人工的な手が入って様々な種に分かれているので、犬種、猫種によってかかり易い遺伝性の病気があったりします。
それらを考慮して、病院から薦められるエサを購入するのも一つの選択肢ですし、病気については動物病院の先生に聞いた方が勿論いいと思います。
でも、特に病気もなく、健康なペットに最初からこのエサでないとダメと言わんばかりに高いエサをやたら高圧的に薦める人は一体なんなのでしょうか。
ただ飼っているペットを大事にしたいという飼い主さんの純粋な思いを利用して、不安を煽るなんて一体どういう了見なんでしょう?
現にウチのコーギーは、ほぼビタワン一本で20年生きました。
むしろ、ビタワン以外のエサは安くても高くてもあまり好まなかったり、便がやたら柔らかくなって頻便になったりしてウチの子には合いませんでした。
老年期になってからは、普通のビタワンと高齢犬用のビタワンをその時々の体調(便で判断していた)を見ながら与えわけていました。
基本的には普通のビタワンを一番好んで食べていましたし、便も体調もそれを普通に食べられている時が一番良かったと思います。
食い意地がはりすぎて生米を盗み食いしたり(すごい下痢になった。)、生玉ねぎを丸1個食べてしまったり(この時は流石にダメかと思いました。血尿も出たし。)した事もありましたが。
ちなみに
6年目の頃の生米の時は、その後自分からエサを食べる事をしようとせずに(当然具合も悪そう)水だけガブガブ飲んで、食べた分の生米が全部出きったら元に戻りました。(お医者さんからも、とにかく米が出きるまで様子を見てくださいと言われた。)
8年目位の生玉ねぎの時は、水もガブガブ飲みましたが、ビタワンも普通に食べていて(欲しがって)見た目にも普通と変わらないけれど血尿が出る状態でした。お医者さんに見せたら、「なんて食い意地の張った犬なのか」と呆れられ、とりあえず血尿が続く様ならステロイド?を与える事も考えるけど食欲があるのならちょっと様子を見てください。
との事で、そのまま様子を見ていたら血尿も2日で普通の尿になって、エサも水も変わらず普通に飲み食いしていたので、結果的に投薬もなしで大事に至りませんでした。
それらを考えると「相当に頑丈な犬だったのだな」とも思いますが、
You are what you eat.(健康は食べ物で決まる。)
よろしく、実はビタワンで健康で頑丈な体が作られていたのかもしれません。
ビタワンがそんなに悪いペットフードなハズもなく
先述した様にそれぞれのわんちゃん、ねこちゃんの体質等は当然考慮するべきだとは思いますが、やたらビタワンを貶めるそんな話を聞いてちょっと腹が立ったのでこの記事を書いてみました。
ペットは法律上は「モノ」と同じ扱いを受けます。
一部の心無い獣医師やブリーダーには、「モノ」としてしか扱われない法律を逆手に取って、やたらお金のかかる治療やエサ、その他を薦める者もいます。
ペットには保険もきかないから儲かる反面、死に際して大きな責任は負わなくて良いからです。
今回、ペットを大事に思う飼い主さんに伝えたいのは、
「愛犬にビタワンをあげててもその子が健康に過ごせていれば問題ない」
「ビタワンがそんなに悪いものだったらこんなに長く販売されてない」
「ウチのコーギーはビタワンで20年生きたぞ!(上記事故以外で)病気もせずに!!!」
という事。
また、割と高いエサを与えていたという子ほど10年も生きられなかったりしているのも知っているので、必ずしも高いエサが全ての子にいいとは限らない、という事も。
最後にペットを飼っている全ての方々に伝えたいのは、
「人間の食べ物をペットにあげない事」
です。
正直言って、ペットの寿命を縮める最大の原因はコレです。
食パンでも糖尿病になりますし、乾燥ニボシは塩分過多で腎臓に負担がかかります。
刺身なんぞはもってのほかです。
そして、よかれと思っての事でしょうが、高いエサに拘っている方ほどこれをやらかしてしまっている事が多い様に見受けられます。
ドッグフードだけを食べている子ほど病気もなく健康に過ごす傾向があるのは明らかです。
それが一部では酷い言われかたをしているビタワンでも!!
しかし、ホントになんでそんなにビタワンを貶めるんでしょうねぇ…。
*追記*
ビタワンは「国産」です。
確かにペットの餌は食品衛生法等の適用は受けませんが、原産国表示については「最終加工をした場所が原産国」になります。
リパックや詰め替え等は加工に当たらず、仮に海外で作ったエサを日本国内で袋に詰めたとしても、それは「日本国」や「国産」の表示はできません。
こう書くと、「最終工程さえ国内ならどんな物も国産になるとも言えるじゃないか!」って言う人が居そうですが。
1960年から国産でず~っと販売しているものがそんなに悪いものでしょうか?
むしろ、「ペットの為ならお金を出すから」という理由で粗悪な海外製品が妙なブランド価格で売られている、なんて事もあり得るんじゃないでしょうか?
そもそも、日本でペットフードの安全法が作られた理由は何だと思います?
日本国内でペットのエサについて何か問題が発生したからじゃないですよ?
2007年に北米、ヨーロッパ、南アフリカでペットフードのリコールが発生した為です。
ある中国の会社が製造した小麦グルテンを含むウェットフードを食べたペットに腎不全が報告されたことが発端です。
この時に対象になったのはヒルズやナチュラルバランス等の海外メーカーばかりです。
リコール対象になった企業をあげておきます
つまり、↓この時のこの一覧のメーカーは、粗悪な中国製材料を使った製品を高値で売りつけていたわけですな。
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事件の内容をwikiで補完しておきます
まぁ、今の海外製品全てが粗悪品を高値で売りつけてる、とは言いませんけど。
まとめ
このページを見ていたら、勝手にモ○ワンやらカナ○ンとかの表示が出るかもしれませんが、コレだけ広告費をかけられる位売れていると見るか、コレだけ広告費をかけられるくらい粗利があると見るかはその人次第です。
ですが、他社のペットフードに対して”得体の知れない動物の屍骸が入っているかもしれません”なんて確証も取れていない事を、さもそうであるかの様に吹聴しているのは好きにはなれません。
他社への敬意もなく、ただ自分の所の商品を良く見せたいが為に他を貶める事を厭わない。
そういった浅ましさが透けて見える気がします。
ビタワンは決して悪いペットフードではありません。
ウチの20年生きたワンコがそれを証明しています。
コメント
実家で飼っていたワンコ、やはり長生きで23年行きました。健康でした。ビタワン一本でした。これにしようかなー、やっぱ。
ワンちゃんによって体質の差はありますが、体に合う様でしたら、やっぱりビタワンはオススメです。