こんばんは、執事です。
今回はキャリアなしでも安定したコロコロが可能になるというエクステンダブルイージーホイール(イージーホイールエクステンション)について。
ブロンプトン ホイール エクステンダーとも言うらしく、どの名前で呼称していいやら迷っております。
こういったパーツは、本来なら取り付けるのを躊躇する所なのですが、ある画像を見てから導入した方がいいかも…と思ったのでした。
エクステンダブルイージー導入の理由はフレームの破損防止のため
自分は折り畳み時の移動にイージーホイールでのコロコロを使うのですが、それを使い続けた結果としてリアフレームが歪んだり折れたりした画像を見ました。
Y’s Road 大宮店様のブログ:【BROMPTON】RIDEA EXTENDABLE EASY WHEEL BRACKETより
これは怖い。
特に大宮店さんの方は、キャリアをつけていてあの状態まで曲がっているので、タイヤ側が貧弱&安定性に欠くLタイプ仕様の自分のブロンプトンなんかは、彷徨浪馬様のチタンブロの様に折れる可能性が高そう。
やっぱり転がす時も微妙に折り畳みペダル側に傾けて転がす事が多いので(ハンドル側に倒れやすいから尚更)片方のアームに負荷がかかりやすいのです。
それを恐れて今回導入したのは、
こちらの商品のシルバーカラー。
Aceoffix イージーホイール エクステンションの重量と長さ
これ系の商品だと、リデアやBIKEfunのものもあるのですが、とりあえず試し易そうな価格だったのでこちらを選択。
元々はBIKEfunさんのものが元祖になるのかな?
とりあえず恒例の重量測定から。
本体が公称通りの66g。
付属のボルトや回り止めワッシャー、ナイロンワッシャーが合わせて10g。
ちなみにボルト2本だけだと8gでした。
これの全長がこちら。
取り付けボルト部分の左外側から右外側までの長さが、ほぼ12cm丁度。
これを伸ばしてみて、、
伸ばした時の取り付けボルト部分右外側から伸ばしたアームのネジ留め部分までの長さが丁度8cm。
結構伸びますね。
ちなみにこの伸ばしたシャフトの太さは直径1cmはあるので、かなり堅牢な印象。
そうそう曲がったりしないと思います。
また、収納時には磁石?で引っ付くようなクリック感と共に固定されるので、走行中に簡単に伸びたりする事はないと思います。
Aceoffix イージーホイール エクステンションの実装
まず実装前の状態。
実装して伸ばす前。
実装して伸ばした状態。
大体商品画像の通りなのですが、一つ注意しなければならないのは、ブロンプトン純正のイージーホイールを使用する場合、内側に付属のナイロンワッシャーを含めてワッシャ4枚を重ねないとフレームに取り付けるボルトに干渉してホイールが回りません。
右側は折り畳むときに伸ばすからいいとしても、左側には確実にワッシャ4枚が必要になります。
まぁ、右側はあえて内側のワッシャの数を減らして収納時はホイールが回らない様にするのもいいかもしれませんが。
*理由は後述します*
右側のバーにホイールを取り付ける際には、
このバーに切り欠きがある部分にスパナを噛ませてアーレンキーで締める事を想定しているのでしょうが、スパナのサイズが8mmでは挟めず、10mmではブカブカなので9mmの様なのですが、一般的なスパナのサイズに9mmってないんですよね…。
仕方ないのでウォータポンププライヤで掴んで締めました。
ちなみに、今回の実装で一番苦労したのは最初に取り付ける時。
この画像を見てもらうとわかり易いと思うのですが、サイズがキッチキチで付属の回り止めワッシャを差し込む隙間もありません。
ここは個体差がある部分らしく、幅が長かったり短かったりするみたいです。
BIKEfunのエクステンダブルイージーホイールでも、短くてブカブカな時はワッシャを入れたりするみたいなので、ここはもう、こういうものだと思うしかありません。
かなり力技でぐぐっと押し込んだらズズズ…っと入ってくれたのでとりあえずよかったです。
Aceoffix イージーホイール エクステンションのメリット
これは何といっても安定したスムースなコロコロ。
この画像の様に指先一つでここまでよく転がります。
また、傾いたり倒れそうになったりといった不安定さは全くありません。
と組み合わせればシートポストを使ったコロも余裕です。
Aceoffix イージーホイール エクステンションのデメリット
実際に実装して折り畳んだ際の画像なのですが、欠点がわかり易いのがこちら。
横から見たときのこの前輪と床の隙間。
折り畳んだ時はエクステンションバーを伸ばさないと2秒以内にハンドル側に倒れる程バランスは悪くなりました。
バーを伸ばせば当然安定するのですが、今後は折り畳み時はバーを伸ばす事が必須となります。
それと、もう一つの欠点がこちら。
シートポストが床に届かない…。
これによってシートポストの底面のゴムによるブレーキが効かないので、どこでもコロコロ転がってしまう様になりました。
なまじ転がりがスムースな分、ちょっとした坂道でも油断が出来ない事になります。
旧タイプのシートピラーエンドキャップなら床に届きそうですが、あれ重いですしね~…。
それと前述した
「右側はあえて内側のワッシャの数を減らして収納時はホイールが回らない様にするのもいいかもしれません」
の理由はこれ。
バーを伸ばさずにハンドル側を壁につける事で倒さずにブレーキ的な効果が期待できる…かもしれないので…。
実際には安定性を取って伸ばしちゃうんでしょうけどね。
まとめ
とりあえずこれでフレーム破断の恐怖は減った…んじゃないかな~。
確かにコロコロが非常に楽に安定して出来るのはいいのですが、シートポスト底でのブレーキが効かなくなったり、バーを伸ばさない時のバランスが悪化したり、全てが良い事ばかりではありません。
ですが、まぁ、フレーム破断を防げる「かもしれない」精神安定剤的効果はあるかな。
追記:シートポストブレーキの自作
https://butler885.com/brompton-23/
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