ヴァクセン等の小径車にあえて重いタイヤを履かせる、のススメ

ヴァクセン

と、いうわけで、ものっそい久しぶりに自転車ネタ。
タイトル通りなんだが、画像がないんだ、スマナイ(´・ω・`)
と、いうのも、FC2って画像を保存できる容量が少なくて2MBしかなかったりするんだ…。
なので、とりあえずコレで…。

(このリンク先は1本の値段です。なので、普通に使うには×2注文しないといけないです。)
マラソンレーサーではなくて、マラソン
耐パンク性能が非常に優れており、通勤車として使うのならほぼメンテフリーでいけそうなタイヤ。
ただ、重い。 ひたすらに重い。 20インチ(406)のタイヤのクセに1本あたり530g! 前後併せると、なんと1kgを超えるという重量級。
小径車乗りにはこっちの軽い方が当然人気。

(これらは最初から2本セット)

*追記*
2017年現在でシュワルベデュラノは値段が跳ね上がったのもあってリンクを変えました。

同じ名前、同じサイズのタイヤで大きく値段が違う場合については、大体Folding(折りたたみ可のケブラービード)とWired(折りたたみ不可のワイヤービード)の差。

それぞれの特徴。

ワイヤービード

・ワイヤービードの方が安い。

・ケブラービードと比べて重い。

・折り畳めないので携行はできない。

ケブラービード

・一般的にワイヤービードと比べて割高。

・鉄線が入っていないのでワイヤービードより軽くできている。

・折りたためるので、携行に便利。スペアタイヤとして常備するならこれじゃないと無理。

こんなカンジ。

上記 シュワルベ デュラノ で比べると…

ケブラービード 2本で\7980 重さ190g×2=380g

ワイヤービード 2本で\6980 重さ210g×2=420g

まぁ、重量差は殆どないので、安いのでいいか、と思われる方も多い様です。

ただ、ちょっと脆い

基本的によっぽど高価で特別な素材を使ったものでない限り、物質の重さとその剛性や耐久性はほぼ正比例の関係です。

軽ければ軽いほど、脆く、耐久性は低く、重ければ重いほど、頑丈で耐久性は高い。

当然、タイヤも同じ事が言えます。

なので、シュワルベ マラソンを選択する、という事は、重くなるという犠牲を払う事で、耐久性と交換頻度の低下を獲得し、端的に言って お財布に優しい という事になりますね。

まぁ、でも、小径車乗りに限らず、自分で自転車をイジって楽しむ様な人は、自転車は軽ければ軽い程いい(もちろん、安全性を過剰に犠牲にする軽量化は別ですよ。)と考えます。

まして、折りたたみ自転車なんて特殊なカテゴリを選ぶのなら尚更。
折りたたんで運ぶ、を全く考えずにこの選択をする人間は流石にいないでしょうしね。

それから考えれば、わざわざ折りたたみ自転車にシュワルベマラソンなんて重いタイヤを履かせるとかどんな考えだよ!と脊髄反射的にツッコんでこられる方がいらっしゃるのもわかります。

でも、

折りたたみは玄関に収納する時に必要な機能として欲しく、且つ通勤で使うから出来る限り楽に乗りたいのよ!

という、私の様な人にはこの組み合わせはありだと思いました。

玄関に運び込むという作業時には確かに重さは苦痛となりますが、それ以上に時間を費やしている「乗って走る」時に楽である事はとても重要です。

では、何故、シュワルベマラソンを履くと走るのが楽になるのか、というと、 「慣性モーメントの増大による、惰性走行距離の増加」

という恩恵が得られるからです。

慣性モーメント

まぁ、つまり、タイヤ等の丸い回転物体が回る時、回転半径が大きければ大きいほど(車輪が大きいほど)、そして、その丸いものの外周に、より近い部分が重ければ重いほど、その回転物体が勝手に周り続ける時間が延びますよ、という事です。

自転車で言えば、車輪のより外側の部分。 車輪全体で言えば、リムの部分とその外側のタイヤの部分が重ければ重い程、自転車を漕がなくても勝手に進む時間が延びる、って事ですね。

小径車は、車輪が小さい故にママチャリよりも慣性モーメントが小さいので、そのままでは漕ぐのをやめるとすぐに失速してしまいます。

しかし、回転半径が小さくとも、外周重量を増やす事で、 「すぐ失速してしまう」 という小径車の弱点を改善する事ができます。

そう、つまり、肉体的にだけでなく、気持ち的にも常に漕いでないと進まないというイメージがつく>疲れるからあまり乗りたくないと思うようになる>小径車放置!! という悪い流れを断ち切る事がデキルノデス!!(すいません、極端に書いています。)

いや、でも真面目な話、通勤で使う際にいつもシャカシャカ漕いでないといけない、っていうのは結構ツラいものです。 私は、セミディープリムのホイール+シュワルベマラソンという組み合わせにしました。
しかし、通勤にかかる時間が、片道40分程度から、30分程度になる、というかなりの時間短縮効果を得ました。

又、疲れも大分減りました。

なんせ、あまり漕がなくても、勝手に進んでくれるので、ママチャリ位には楽に通勤できます。

当然スピードに乗るまで=漕ぎ出しはペダルが重くなるのですが、そもそも小径車はその車輪の小ささから漕ぎ出しが軽いのだから、それが多少重くなったところで全く気になりません。

通常走行で速度維持するのが大変なのが小径車の弱点なわけですから、それを小径車の長所である漕ぎ出しの軽さを少し犠牲にする程度で消せるのなら安いものです。

 

さて、この時の記事で、カゴの重さが1296gと書いていましたが、当時のカゴを含めた車重は、約14.9kgでした。 車重だけで約13.6kgだったことになります。

(ペダル、カギ、ライト、カゴ取り付けアダプタ等全込み。クランクをドライブラインに交換後の数値。)

今現在は、カゴをブリジストンの「グニャグニャしてて使えねぇ!」って言っていた

この樹脂カゴに変えて、15.3kg程度です。
樹脂カゴはそのままでは使えなかったのですが、キャリアをつけて下から支える様にしたら、非常に安定して使えるようになったので変えました。

ちなみに、このブリジストンの樹脂カゴの重量は実測651g。

フロントキャリアが実測298g+取り付け金具(頑丈な方)150g程度で合計448g。

合計で1099gとなって、以前に使っていたカゴよりも軽くなりました。

車体だけでいうと14.6kg。(フロントキャリア、ライト、ペダル、カギ含む。)

フロントキャリア分448g増えて、ペダルをヴェルゴM138の両方合計369gから、 AESTの超軽量ペダル両方合計脅威の178gへの交換で、 +448-(369-178)=+257g

それと、コーダーブルームの馬蹄鍵(但し、ヴァクセンBA-10Rに付けるには、多少の加工が必要。)
重量約380g。

GORINの

これが約470gという事だったので(amazonのコメントにそう書いてあった)、より軽いコーダーブルームを買いました。
amazonにはなかったので、サイクルショップアサヒの楽天ショップから購入。
と、いった感じで、キャリア込みで前回の車重13.6kgから257g+380g=637gの増加で約14.2kg。
そこからリムとタイヤが重くなった分が約400gで、車重合計14.6kg. そこからブリジストンカゴをとりつけて、約15.3kg。

改めて見ると本当に重いなぁ。

でも、通勤が楽に、且つ早くなったのでよかったです。

最近は、身の安全を考えて自転車用のヘルメット購入を考え中。

ホイールとタイヤを変えて、新たに気づいたのは、惰性走行距離が伸びるという事は、スピードに乗りやすいという事でもある、という事。

私のヴァクセンの場合、タイヤが20インチ×1.5でタイヤ外径480mm、フロント53t、リア11tなので、ケイデンス60(1分間の間にペダルを60回転=1秒1回転)で走行したとしても、時速26.2km!

ちょっと頑張ってケイデンス70にしようものなら、なんと30.5km!!

いや、それ原チャ並みやん…(´・ω・)

そりゃ、10分くらい短縮できますよね…。

さて、どういうヘルメットがいいかなぁ…。

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