尾辻秀久参議院議員のお話。 石破茂の選挙対策本部長をやっているからと言って色眼鏡で見るべきではない人。

旧ブログ記事等

旧ブログ以来書いてなかった政治のお話。

本当は新ブログでは政治の話を新しく書くつもりはなかったんですけどね。

でも、余計なお世話だろうと思いつつも書かずにはいられなかった。

今回は2018年の自民党総裁選に於いて石破茂の選挙対策本部長になった

尾辻秀久参議院議員

のお話。

前回の総裁選でも野田聖子の選挙対策本部長を務めており、この人の人となりを知らない人間からすればきっとイメージはよくないと思います。

ですが、決して色眼鏡でみるべきではない政治家です。

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真面目で温厚。

例え党や派閥は違っていても、その思いや考え、行動が本物ならば決して無碍にしたりはしない。

でも許されざる不義があれば、同じ党の人間にも直言する政治家です。

前回、今回共に総裁選に於いて、誰もやりたがらないのはわかりきっていても選対本部長を引き受けたのは、おそらく自民党と引いては日本の国を考えての事だと思います。

自分も安倍、麻生支持の人間ではありますが、何事もバランスは必要です。

全てが同じ意見に染まるとそこには必ず傲慢さが生まれます。

安倍総理や麻生副総理が国を思って行っている事でもその周囲の人間には様々な思惑が生まれている事でしょう。

総理や副総理があずかり知らぬ所で周囲の人間がよかれと思ってやっている事でも逆効果であったりする事も多々あると思います。

人が集まり、それが多数になればどうやってもそういう部分は生まれる。

もし総裁選挙もなく、総理が総裁の座にあるだけとなれば、総理や副総理の思惑を超えて周囲の総理を支持する人間、特に自分が総理に近しいと思っている一部の人間の傲慢さが膨張するのはわかりきっている。

それに、安倍総理支持者が多数を占めるとはいえ、自民党党員全てがそうなわけではありません。

仮に総裁選が開かれないまま安倍総理が総裁を続けるとすれば、そういう人たちの目には安倍総理がどの様に映るでしょうか?

尾辻秀久議員は

「総裁選は開かれるべき」

と言われました。

人が集まれば人間の欲が出るのをわかった上でそう主張されたものだと思いますし、同時に自民党は独裁を是認する様な政党ではない事の証明をする為でもあると思います。

麻生政権末期の石破茂の離党とその時の発言の酷さ。

それらは全て尾辻議員の考え、政治観とは真逆に位置するものでしょう。

それどころか総理に相対する石破茂や前回の野田聖子こそ我欲の権化であるとわかっていても、総裁選開催=自民党内の権力に群がるモノ達の腐敗に対する戒めとして総裁選の開催を主張し、その選対本部長を引き受けたのだと思います。

 

全ては本人しかわからない事ではありますが、自分はそう思いました。

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