こんにちは、執事です。
だんだん日中の暑さが堪える時期になってきました。
今回は、
前回までにやるやると言い続けてきたルーフ(天井)のデッドニングを遂に完了させたのでその記事です。
本格的に夏が来る前にどうしてもやり遂げておきたかったのですが、時間がかかるだろうと先延ばしにしていました。
しかし、ゴールデンウィークを利用して遂に終わらせました!
NBOX(JF3/JF4)のルーフ(天井)デッドニングの材料について
材料については、前回までと同じく
この辺りをつかったのですが、制振材については全く量が足りなかったので、新たに
これを追加購入しました。
また、断熱材についても量が足りなくなったのと、ちょっとハサミで切りにくかったのもあって、
こちらを追加購入しています。
また、施工にあたって、
この辺りもあった方がいいと思います。
特にルーフは面積が広いので、ローラーは必須です。
NBOX(JF3/JF4)のルーフ(天井)デッドニング 内装剥がし
外さなければならないのは、
- Aピラー4か所
- Bピラー上半分(前席シートベルト上ボルト含む)
- リア両サイドパネル
- アシストグリップ(前席、後席左右)
- ルームランプ(前、後)
- サンバイザー(運転席、助手席)
- フロントガラスレーダー部カバー
- 天井留めクリップ
といった所。
ここはネットを探すと色々取り外し方が書いてあると思うのですが、特に面倒だと感じたのはAピラーの特殊クリップ。
取り外し方はこちらのマニュアル通りなのですが、
特殊なクリップで留められていて、再利用する場合は特殊な作業が必要になります。
↑この画像の形になっていればもとに戻せるのですが、それを行うのに、
こういった作業が必要になります。
この画像だけを見てもイマイチピンと来ないと思うのですが、こればかりは外して構造を確認した方が早いと思います。
ちなみに、このクリップですが、ディーラーではほぼ常備しているみたいなので、割ってしまったりしても1個100円程度で購入できます。
たまに余りをもらえたりするディーラーもあるので、仮に壊してしまってもそこまで心配いらないです。
amazonにもあります。
あとはアシストグリップの取り外しについてですが、マイスナスドライバー2本が必要になります。
そのあとはラジオペンチで
こんな風に真ん中の金属ツマミを掴んで引っ張れば取り外せます。
ルームランプについては、透明の押しスイッチカバー部の切り欠きに内張り剥がしを当てて取り外したら
ネジが見えるのでそれを左右2本外せば取り外せます。
スズキ車と違ってネジ留め式で内張剥がしだけでは取り外せないのでご注意ください。
外すとこの様になります。
フロントのレーダー部のカバーは下から上に上げると外れるのでそこまで難しくありません。
両手で左右下部を親指で支えて押し上げるように外しましょう。
サンバイザーについては、こちらにマニュアル通りに、
六角レンチやマイナスドライバーをフロントガラス側の穴から入れてツメを押し込んで、
この様になれば外れます。
シートベルトを外すのには14mmサイズのソケットが必要です。
また、NBOX(JF3/JF4)のシートベルトの締め付けトルクは32N・mなので、トルクレンチもあった方がいいですね。
シートのボルトも同じサイズ、トルクの様なので、フロアデッドニングの予定もある人はセットで持っておいて損はないと思います。
Bピラーについては、シートベルト固定ボルト以外に
こちらのBピラー付属のアシストグリップの根本にもボルトが2本ありますので、こちらもはずさなければ外れません。
Bピラーを外すのは上側だけでいいので、ボルトを計3本外したら
この様に下側だけを手前に引っ張った状態で、上側の樹脂カバーを斜め下に引っ張れば外れます。
NBOX(JF3/JF4)のルーフ(天井)デッドニング 天井外し後
上記内装を取り外せば、晴れて天井がお目見えします。
フロント側の配線はこんな感じ。
↓リアゲートから撮るとこんな感じ。
自分のはNBOX(JF3/JF4)カスタム ノンターボですが、一応シンサレートが張られているのが見えます。
ですが天井部分は何も無し。
ホンダセンシング搭載車両はリアカメラの配線などが天井内張り裏にアルミテープで貼り付けられているので
それらも外す必要があります。
そして、それらも全部外して天井内張りを取っ払う事で、
やっとこうなります。
世間には天井内張りを残したまま作業をする方も方もいらっしゃるそうですが、自分には到底無理そうだったので外しました。
というか、外した方がこの後にかかる時間を圧倒的に少なくできると思います。
ここから
こういったパーツクリーナーで脱脂して制振材を貼るわけですが、なんせ面積が広いので、前もって制振材をカットしておいた方がいいです。
制振材は、
この様に段ボールの上に広げて、カッターで切っていくと屋外でも作業は比較的簡単です。
ちなみに、カッターは
これを使いました。
握り易くて使いやすかったです。
NBOX(JF3/JF4)のルーフ(天井)デッドニング 制振材施工
制振材の貼り付けはリア側から
↓ここもリア側
↓リアゲートからフロントに向かっての画像
↓センターからフロントに向かっての画像
こんな感じで施工しました。
横梁の中も梁の幅にカットした制振材を入れて施工しています。
ここまでやるとルーフを叩いても殆ど音が響かなくなります。
ただ、制振材のカット、圧着の労力は…(´;ω;`)
この工程に5時間くらいかかりました。
貼り付けの際のイメージは人間の肋骨で、できるだけ音の波紋が広がらない様に、且つ縦の補強の凸凹を補う様に貼り付けています。
NBOX(JF3/JF4)のルーフ(天井)デッドニング 断熱材施工
断熱材については、5mm厚のものを二重に施工しました。
10mm厚を1枚で施工してもいいのですが、狭い所に手を入れる際などの施工性の良さを考えると、5mm厚を2枚重ねた方がやりやすく、断熱層も2層に分かれるのでおススメ。
各シートのサイズですが、フロント側から
17.5㎝×50㎝×2(あとで角部分をカットする必要アリ)
60㎝×50㎝×2
43㎝×50㎝×2
14㎝×50㎝×2
46㎝×50㎝×2
位のサイズでカットすると梁の間をほぼ全部埋める事ができます。
また、横幅は100cmあればいいのですが、施工の際は50cmにカットして真ん中で割って左右を位置決めして貼り付ける方がやりやすい為、50cm×2枚としています。
前方の方はこんな感じ。
断熱材が貼りにくい角部分等は、シンサレートを切って貼りました。
まとめ
ず~っとやりたかった天井のデッドニング&断熱施工ですが、効果は抜群でした。
これをやると天井側からの振動音がなくなって車内のノイズも低減されます。
おそらく、エンジンの振動、路面の振動がフレームを伝わって天井の広い面積から響いていたのがかなり低減されたからだと思います。
全体的に静かになりました。
勿論、雨音は殆ど聞こえません。
フロントガラスの雨音以外は雨音がほぼないレベルです。
断熱効果についてですが、外気温27℃の日に屋外駐車場にてフロントシェードだけを使い、各窓を上から3cm程開けた状態で朝から夕方まで置いておいた車内の暑さは普通に暑いです。
しかし、その後に窓を開けて走行した際の熱気の抜け方が段違いで、その後もエアコンを使う必要がありません。
というのも、天井の鉄板の熱が伝わらない為、各ガラス面が熱されて車内が暑くなっているだけなので、車内の温かくなった空気さえ抜いてしまえば、後はガラスしか熱を持っていません。
なので窓を開けてしまうと、フロントガラスとリアガラスしかないわけなので、車内の熱もあっさり抜けていきます。
この感じだと、天井デッドニング&断熱施工は夏場はかなり燃費改善に寄与しそうな気がします。
総じてやって本当によかったと思うのですが、かかる時間と労力はいままでのデッドニング作業に比べても段違いに大きいので、これからチャレンジする方は、2日は車を動かせないと思ってやられた方がいいと思います。
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