こんにちは、執事です。
洗濯機が壊れました!(´;ω;`)
でも、なおりました!!(*´ω`*)
今回は約12年前に販売された旧SANYO(現Panasonic取り扱い)の洗濯機
AQUA AWD-AQ4500
の修理に関する記事です。
家電製品の中でも常に水にさらされる洗濯機ですが、基本的に水を取り扱う家電が壊れる≒ゴムパッキンが破れる事が原因になる事例は多いです。
今回もその例に漏れず、ゴムパッキン破れが原因でした。
ちなみに今回の修理はAQUAシリーズ全体で応用できる内容なので、アクア AQ4000とかでも同じ修理手順で直せます。
ただ、
これを自分で行う際に絶対に忘れてはいけない事もあります。
それを忘れると作業中に
最悪死んでしまう
事もあるので注意をよく読んでから作業をしてください。
サンヨー アクア でE11給水エラーが出た!
それは突然やってきた…。
夜寝ている際に突然嫁に叩き起こされて、
「洗濯機が壊れた(´;ω;`)」
と訴えられたのがはじまりでした。
聞くところによると、E11というエラー表示が出て、水が給水されない、との事。
本来は給水時、洗剤入れを引き出すと丸穴の網目全体から水が落ちてくるはずなのですが、一部から少しだけしか水が出てこない。
「ねぇ、新しく洗濯機を購入しないとダメ?!高いよね?!!(´;ω;`)」
と狼狽する嫁。
気持ちはわかるけど、給水エラーならその原因をとりあえず探ってみよう、と提案しネットで探索開始。
色々調べてみた所、どうやら給水ポンプユニットの電磁弁についているゴムパッキンが怪しいとわかりました。
サンヨー アクアの給水弁修理の為に必要な材料と工具
さて、今回必要な材料と工具なのですが、価格ドットコムやyoutubeで挙げられている
日立の給水弁BD-V9600L-022
なのですが、これは絶版の様子。
というか、そもそもこの給水弁そのものが必要なわけでなく、給水弁に使用されているゴムパッキンパーツが入手できればいいので、同型同サイズの
これがあれば大丈夫。
同価格帯で、
これもありますが互換品なのでどちらでもOK。
サイズが、
直径26mm(半径13mm)、厚み9.5mm
であれば対応する様子。
ただ、
AWD-AQ4500だと(AWD-AQ350も)5個ゴムパッキンが入っているので、4個セットを2個買うか、4個セット+2個セットで購入する必要があります。
まぁ、値段があまり変わらなかったので4個セット×2で購入しましたが。
AWD-AQ150、AWD-AQ2000、AWD-AQ4000だと4個でいいみたいです。
全部のゴムパッキンが破れているとは限らないのですが、経年劣化は進行しているのでこういう修理の際は一部交換ではなく全部交換が鉄則です。
あと、工具として必要になるのはプラスドライバーと、トルクスドライバー。
プラスドライバーはいいとして、トルクスドライバーって何?ってなるかもしれませんが、
こういうのです。
必要になるのはT20サイズになるのですが、
こっちだと9サイズになるっぽいですね。
これは手持ちにないご家庭もあると思いますが、ない場合は購入必須となります。
*最重要* サンヨー アクアの給水弁取り外し前に絶対必要な作業
*WARINIG*
最初にも書きましたが、まず最初の大前提。
- 電源ケーブルを抜いておく。
- 給水タップを止める。
- 給水パイプを抜く。
- 給水パイプ内の水を桶等に受ける
これらは絶対に最初に行っておきましょう。
特に1の電源ケーブルを抜くを忘れると
作業途中で感電してしまいます。
特に今回は電磁弁のコネクタに触れるので電源ケーブルを抜かなかったらほぼ間違いなく感電、ショートします。
基本的にアース線(緑の電源下に配線してある線)で接地を取っているのでブレーカーが落ちるだけで済む…
ハズなのですが、何らかの理由で接地がうまく取れていない場合は、
最悪死に至る
可能性もあるので絶対に忘れてはいけません。
あとの残りについては、止水して給水パイプ内の水を桶か何かに受ければ水浸しになるのを防げます。
最悪なパターンは、
- 電源ケーブルを外し忘れる
- 止水せずにパイプを外す
- 水がまき散らされる
- 拭かずに作業する
- 何らかの理由で接地が取れていなかった
- 感電死
です。
作業前確認を忘れるとホントにこうなりかねないので、絶対に忘れないでください。
サンヨー アクアの給水弁取り外し
一番最初に、プラスドライバーで天板を外していきます。
まず、真上に2か所ありますが、これはシールで隠されているので、それを剥がして外します。
左が剥がした状態、右はシールを貼った状態です。
次に奥側のネジを左右合計6か所外します。
これは左側です。右も同じく3か所外して、写真の上側2か所のネジの間にある取っ手を引き上げると天板が外れます。
次に中のチューブ固定&補強のアルミ板を外します。こちらはネジ7か所を外せば外れます。チューブはプラスチックの固定具でついていますので、凸部側から押し込むと外れます。
(写真撮り忘れ)
そこまで外すと、給水弁がお目見え。
こんな風にコネクタに目印をつけておくと後で取り付ける時に楽です。
何気に同色同型コネクタがあるので混ざらない様にしましょう。
ま、ここまでしなくても線にクセがついているのでそうそう間違わないとは思いますが、用心に越したことはありません。
給水弁はネジを3か所外して、真後ろに引けば取れます。
あとは、下側2つのクリップがついたチューブを引っこ抜けば完全に取り外し可能になります。
サンヨー アクアの給水弁修理
取り外したユニットがこちら。
一応念のために番号を振っていますが、基本的に5番以外2つセットで同ユニットなのでそうそう間違わないかな。
で、トルクスネジを取り外すと、
内部の電磁弁がお目見え。
白い突起を引っこ抜くと、
こんな感じ。
で、この引っこ抜いた下にあるゴムパッキンが交換修理対象です。
取り外すと5番のパッキンが切れていました。(右は新品)
君が原因か…。
左が新しいパッキン、右が古いパッキン。
右側はどれも加水分解でボロボロになっていました。
5番以外は切れていなかったものの、劣化はかなり進行しているのでダメになるのも時間の問題です。
なので、前述の通り全交換します。
サンヨー アクアの給水弁取付時の注意点
基本的に外す手順の逆をやっていけばいいのですが、一点だけ注意点があります。
給水弁取付時に
画面中央の黒いゴムパッキンがこの状態だと取付けできませんので、
この様にゴムパッキンを外して、洗濯機側の白いパーツに取り付けておきましょう。
この様にすればすんなり取り付けられます。
まとめ
というわけで、ゴムパッキン交換後のアクアさん完全復活です。
買いなおすと十数万の出費になってしまうので、安価に修理出来て本当によかったと思いました。
ちなみに、日立、サンヨー、パナソニックのドラム式洗濯機は大体同じタイプの給水弁が多い様なので、同じような給水エラーが出た場合は今回の対応を試して見るのもいいかもしれません。
必要材料(どちらも互換品。値段のお安い方をどうぞ)
必要工具(T20か9サイズらへん)
繰り返しますが、
作業前の電源ケーブル引っこ抜きだけは絶対に忘れないでください!
コメント
昨日潰れました。早速記事を発見!ネットで注文!お写真の所まで昨晩たどり着いておりますので後はパッキン待ちです。ありがとうございます。感謝!
コメントありがとうございます。
お役に立てたなら嬉しいです!