こんばんは、執事です。
購入して以来、色々手を入れているNBOXカスタム(JF3/JF4)のカスタム。
今回は車内に入ってくるエンジン音の軽減の為、バルクヘッド(カウルトップ裏)のデッドニングを行いました。
NBOXカスタムはノーマルのNBOXに比べて遮音材が追加されていたりして、そのままでも結構静かなのですが、寒い冬場になってきてから、エンジンが温まるまでの間にちょっと大きくなるエンジン音が気になるようになりまして…。
amazonで割と施工し易そうで安価な制振材や吸音材があったので購入して施工してみることにしました。
NBOX カスタム(JF3)のエンジンルームデッドニングに使用した材料
今回の施工に際して購入した材料がこちら。
制振材と吸音材と風切り音防止テープ(隙間テープ)。
制振材はゴム材にアルミシートが貼りついたような構造でちょっと重いです。
吸音材はそれだけだとスポンジの裏面がシール状になった様なものですが、今回購入したエプトシーラーは発泡ゴムで出来ていて、スポンジ部分がしっとり、モチモチした感触で、重さも通常のスポンジよりもずっと重かったです。
風切り音防止テープは、エーモンから出ているB型という形ではなく、それよりもちょっと高さが出るL型にしました。
NBOX エンジンルームデッドニング施工 全体の行程について
さて、バルクヘッドをデッドニングするには、まずカウルトップ(ワイパーモーターが収まっている部分のカバー)を取り外し、中にあるワイパーモーターも取り外す必要があります。
カウルトップ取り外し工程は、
- 5か所にあるクリップの取り外し
- 左右フロントウィンドウ前にあるカウルトップに被さるカバーの取り外し
- フロントワイパー左右の取り外し(12mmナット)
- カウルトップのワイパー横のクリップの取り外し
- カウルトップそのものを少し下にずらして取り外す
- ワイパーモーターの取り外し(10mmナット)
となります。
カウルトップとワイパーモーターが外れたら、デッドニング行程として
- ワイパーモーター裏、室内との隔壁鉄板部分の脱脂
- 制振材の貼り付け
- エプトシーラー(吸音材)の貼り付け
- ボンネット側に余ったレジェトレックス(制振材)の貼り付け
- ボンネット内側に風切り音防止テープの貼り付け
以上の施工を行い、完了としました。
NBOX カウルトップ取り外し クリップ取り外しのコツ
カウルトップ取り外し行
程の中で注意しないといけないのは、1のクリップの取り外し。
場所は、
車体に向かって左に2か所
真ん中下部(エンジンルーム内)1か所
右側2か所
これが、もう、ホントによく割れる。
最初の2つについてはマイナスドライバーだけでやろうとしてパキンパキン割れました…(´;ω;`)
なので、マイナスドライバーだけでなく、内張り剥がしも活用して、
こういう風に工具を入れ、内張剥がしの左右の爪が真ん中のピン部分の下に入ったら、マイナスドライバーは抜きます。
で、真ん中のピン部分を内張剥がしのみで浮かすと、外側の〇部分も一緒に外れるようになります。
構造としては、
大体これと同じです。
本来なら、
こういったセットを準備しておいた方が無難だと思います。
工具としても、このクリップ外しがあった方がはるかに楽ですし、ミスも少ないと思います。
で、クリップが外れたら、ボンネットとフロントウィンドゥの左右際にある、
この蓋を外します。
これについては、エンジンルーム側に飛び出た爪をちょっと押すだけで簡単に取れるので苦労はしないと思います。
ワイパーの取り外しは、
この様にキャップ部分を取り外して(手で簡単に取れます)、12mmのレンチで外れます。
ナットを外したら、ちょっと不安に思うかもしれませんが、ワイパーを持って真っすぐ引っ張ればいずれ取れます。
意外と力が要るので、ワイパー金具の鋭い部分で怪我をしないように軍手をして作業をするのがおススメです。
また、取り外したワイパーの左右を後で間違えて取り付けない様にしましょう。
もし、忘れてしまったら、
この画像を参考にしてください。
ワイパーアームのカーブが急な方が向かって右側です。
そして最後に、
この中央ワイパー横のクリップが奥にある横長長方形の銀の出っ張りにハマっているので外さないといけません。
これは真ん中の部分を押し込んだら外れました。
これでカウルトップを留めるパーツは全て外れました。
最後にカウルトップを取り外す際は、全体を少し下にずらす必要があります。
カウルトップがフロントウィンドゥに下から差し込んである様な構造なので、それを外す為に下にずらします。
尚、カウルトップを外す時も、ウォッシャー液用ゴムパイプはカウルトップ側にくっついているので、外す際には、ゴムパイプを千切らない様に注意してください。
カウルトップ取り外し後、ワイパーモーターの取り外しと掃除
さて、カウルトップを取り外した後は、
こんな風にワイパーモーターがデデンと出てくるので、これを取り外します。
一番左と右にある10mmのナットと、真ん中に刺さっているカプラーを外せば外れます。
カプラーは車内側に爪があるので、それを押し込みながら引くだけです。
カウルトップを外したらすぐにわかると思いますが、カウルトップ裏は小さな木の葉とか、砂埃が結構溜まっているので、
こんな風にブロワーなんかを使って吹き飛ばして掃除するのがおススメです。
バッテリー式でバッテリーも付属していながら安価ですが、かなり強力な風が出ます。
家の周辺の木の葉を集める(吹き飛ばす)際や、洗車後の水滴飛ばしの時にもかなり重宝しているので、ハンディブロワーは一台持っておくのをおススメします。
ある程度掃除できたら、いつもの
これで脱脂して、準備完了です。
ボンネット内デッドニング 制振材と吸音材の貼り付け
さて、脱脂も済んだら、早速、
この制振材を貼り付けていきます。
この場所は、ワイパーモーター取り付け部の根本(向かって左側)ですが、10㎝四方に予めカットされたこの制振材だと、上下に1枚ずつ貼ったら丁度いい感じに収まってくれました。
多少のカットが必要な部分もありましたが、真ん中部の曲面も含めて貼っていって、
大体こんな感じに。
運転席側を重点的に貼っています。
更に余った材料はボンネット裏に貼り付けました。
次に吸音材。
これを大体13㎝幅でカットして、これも上下に貼り付けていって、
こんな風に。
車内との境界隔壁部分だけでなく、ワイパー基台の裏側や、側面にも貼り付けました。
ただ、写真の状態だとワイパーアームの稼働部がわずかに吸音材に当たってしまうので、(画像の左右アーム基台の真ん中、中央部の切れ目付近が当たる)少しカットしました。
ボンネットデッドニング 風切り音防止テープの貼り付け
最後にボンネットに風切り音防止テープを貼りつけ。
ここから、
こんな風に貼っていきました。(左側済、右側未済)
ボンネットの奥側の際は
こんな感じ。
貼り終わって気づいたんですが、これを貼ってもどことも接触しないので、まぁ、隙間が少し狭まっただけ、という…。
塵埃(じんあい)侵入防止くらいにはなりそうなので、このままに。
また、これと接触するようにエンジンルーム周辺側にも貼り付けるのもアリかもしれません。
まとめ
さて、ここまで施工してから試運転してみたところ…
(゚д゚)音響がクリアに聞こえる!
Σ(´∀`)エンジン音が遠のいた!
ヽ(・∀・)ノ車内での会話がよりハッキリ聞こえるようになった!!
個人的には車内での会話の聞こえやすさが全然違いました。
ただ、
同時にロードノイズが気になりだす、という…(´;ω;`)
1か所デッドニングをすると他の部分が気になりだすというのはこういう事か!と実感。
ただ、やってみた実感として、効果はかなりありました。
金額的にも1万円以内で十分収まるのと、やり方さえわかれば割と簡単だったのでエンジン音が気になる方にはおススメの施工です。
ちなみに制振材は使い切りましたが、エプトシーラーは1/4くらい余って、風切り音防止テープはクソ程余りました。
L型の風切り音防止テープは高さはありますが、高い部分は簡単に凹むくらい柔らかいので、綺麗に隙間を埋めたい人には特におススメです。
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