こんにちは、執事です。
もう10月だというのに未だに日中30℃を超える日があって残暑も大概にしろコノヤロウ!って感じですが、そんな暑い日々をヘルメット着用の上、作業をされている皆様大変お疲れ様でございます。
自分もそんな人間の一人なんですが、暑い時期のヘルメットは蒸れる。
蒸れて暑くて汗が垂れる!
熱中症にもなりかねない!!
そんな危機的状況を改善する為、ヘルメット内を涼しくするヘルメット送風ファンを購入して比較してみました。
トーヨーセフティー「No.7703 (Windy III)とタジマ「清涼ファン 風雅ヘッド2」
トーヨーセフティー「No.7703 (Windy III) ヘルメット取付時
No.7703 (Windy III)をヘルメットに取り付けた時の画像がこちら。
見てみるとわかりますが、後頭部に上向きのルーバーが付いてるので、ヘルメット後方から内部に風が入る構造にはなっています。
ただ、実際に自分が使ってみた感想から、髪が多い人にはあまり向かないです。
というのも、ルーバーからヘルメット内まで風の流路があるわけではないので、風が拡散され易い上に、後頭部の髪に邪魔されて風があまりヘルメットの中に入ってきませんでした。
ですが、後頭部~首筋に風は当たるので、ヘルメット内より首回りを冷やす目的でならアリだと思いました。
(ちなみに、何とか風をヘルメット内に送れないかを考えて、後述するタジマ 風雅ヘッド2のシリコン製のパーツをこちらにも取り付けられないかを見てみましたが、ファンのサイズが違いすぎて取り付けはできませんでした。)
また、単三乾電池3本で動作するのですが、結構重たく感じました。
実はそれもそのはずで、公称は乾電池3本込み約190gとなっていますが、自分の個体は本体116g、ヘルメット取付けアダプタ30g(最大タイプ)、amazon basicニッケル充電乾電池1本27g×3=81gで、合計227gになりました。
これは個体差や、自分のヘルメットに合うアダプターがもっと軽いものだった場合や使用する電池(アルカリ乾電池なら24g位でちょっと軽い)の影響もあるかもしれませんが、それでも190gに収まる感じはしませんでした。
更にはその電池が後頭部の高い位置に来るので、特に首を振ると後ろに引っ張られる感じがあります。
比較しているタジマ 風雅ヘッド2の総重量275gに比べて48gも軽いのにも関わらず、実際に着けている時の重みはこちらの方が重く感じました。
また、後頭部に警告灯が付いている上の画像の様なタイプのヘッドライトを同時に使う場合は、電池ボックスの後ろに回す事になると思います。
ただ、金額は安いですし、
電池についてはエネループを使えば、毎日の使用も問題はありませんでした。
清涼ファン 風雅ヘッド2 ヘルメット取付時
風雅ヘッド2をヘルメットに取り付けた時の画像がこちら。
上がバッテリー無し、下がバッテリー有りです。
こちらはシリコンバンドで取り付けるタイプなので、ヘッドライトと併用する場合は、ヘッドライトの下に取り付けて、その上からヘッドライトを取り付ける事になります。
警告灯有りのタイプのヘッドライトを使う場合は、電池ボックスの位置との関係上、上画像の様な形で取り付けざるを得ません。
使用感については、値段が高いのもありますが、こっちが断然上です。
シリコン製の風の流路がヘルメット内まで挿入されている為にかなりの風量がヘルメット内部に送り込まれてきます。
ヘルメットを外してその中に顔を入れたら扇風機にあたっているかと思う位には風が来ます。
ただ、髪の毛が普通にある場合は、強にしても頭頂部周辺がすごく涼しいと感じるわけではありません。
これは、考えてみれば当然なのですが、人間が涼しいと感じるのは、汗が風に当たって蒸発する時に気化熱によって熱を奪うからなので、髪の毛という断熱材があるヘルメット内に風が来ても肌の汗が蒸発するわけではない為、そこまで涼しく感じる事はありません。
しかし、風量が大きい為、首筋にはスリットから風が来て涼しく感じますし、ヘルメットの前側から風が抜けてきますので中に熱がこもることはなく、また、汗をかきやすいおでこは後ろから流れてくる風による気化熱で割と涼しく感じます。
実際に使用しているとわかるのですが、ヘルメット内の蒸れはなく、おでこやもみあげ辺りからの汗ダレはまったくなくなりました。
更に、車内での休憩などでエアコンが効いている場所にいった時には一気に頭が涼しくなるのがわかります。
装着感については、ファンがかなり下まで来る為、重心が低いのと専用充電池が横設置なのもあって、WindyⅢと比べると、首を振ってもそこまで振り回される感覚はありません。
お金に余裕があるor価格が下がり目になる冬場に購入しておいて夏に備えるなら圧倒的にこちらをおススメします。
色々なユーザーさんのコメント
1. 涼しさ・風量について
2. 装着感・重量について
3. 騒音・振動について
まとめ:あなたに合うのはどちら?
- トーヨーセフティー No.7703がおすすめな人:
- 長時間(13時間以上)の連続稼働を重視する人。(電池交換も容易)
- 汎用性がある単三電池を使いたい人。
- 騒音や振動を極力抑えたい人。
- ヘルメット内の「換気」と「適度な涼しさ」を求める人。
- タジマ 風雅ヘッド2がおすすめな人:
- 何よりも「強力な風量・冷却力」を求める人(猛暑下の作業者)。
- ヘルメット内だけでなく、首元までしっかり涼しくしたい人。
- バッテリーを大容量のものにカスタマイズするなど、柔軟な対応をしたい人。
最終的な購入判断は、作業環境(温度、騒音レベル、作業時間)と個人の体感の好みによりますが、両製品とも熱中症対策として有効なのは間違いありません。
自分は風雅ヘッド2を使っていますが、少なくともこれをつけておけばそうそう簡単には熱中症にはならないという安心感はデカいです。
あと、こういった
シリコンインナーと一緒に使うと、重さによるヘルメットのズレを抑える事ができるのでおススメです。
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