Android14以降でもPebble等の古いアプリケーション(apk)をインストールする方法 android15でインストール確認済

スマートウォッチ

こんにちは、お久しぶりです執事です。

今回はタイトルの通り、

「古いアンドロイドアプリを最新のandroidでも使いたいけどインストールできなかった!」

っていう人の為の救済方法です。

ただ、これをやるにあたっての注意点ですが、Googleのセキュリティブロックを無視してapkをインストールする事になるので、インストールに関しては

完全な自己責任

でお願いいたします。

「インストールしたらスマホが壊れた!」

とか、

「インストールしたらウイルスに感染した!」

といった苦情には一切対応できませんので、その点をご了承の上、御覧ください。

 

また、この方法は、androidの開発者モード内のUSBデバッグモードからPCを使ってインストールする手順になるので、PCが必要になります。

※これ以降、アプリケーションは全て「apk」と表記致します。

Android14以降、何故古いapkがインストールできなくなったのか

最初に、まずこの辺りの説明だけはしておきます。

androidは14以降に於いて、2015年以前のapkについては基本的にインストールできなくなりました。

これにより、自分が使っているpebble

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も、インストールする事ができなくなりました。

インストールしようとしても、

Pebbleインストール不可1

Pebbleインストール不可3

といった感じでインストールが失敗してしまいます。

14以降、セキュリティ対策の一環としてAPIレベルが「22」以下のapkのインストールが禁止になってしまった為です。

Pebbleはギリギリ22なので禁止apkに含まれてしまっています。

でも、使いたい!

どうしてもpebbleじゃないとやっぱりイヤなんだ!

というわけで、どうにかこうにかインストールできるようにする方法を見つけました。

ちなみに、このAPIレベルを書き換えて(23とかにして)インストールという方法もありますが、それだとwindowsだとトロイの木馬判定されるアプリケーションを使う事になって嫌な上、Geminiさんに聞いたら「危険やからアカンで」と言われてしまったので、あくまでAndroidのルール準拠の方法でいきます。

手順その1:Android SDK Platform ToolsをPCにインストールする

Androidの開発者モード内のUSBデバッグを使うと書きましたが、それをONにするだけではUSBデバッグは機能しません。

PCに上記ツールを導入し(インストールではない)、USBデバッグ経由で色々できるようにしていきます。

というわけで、

SDK Platform Tools Release Notes | Android Studio

こちらに行かれて、

Download」の「SDK Platform-Tools for Windows

からPlatform-toolsをダウンロードしてきてください。

ダウンロードしてきたら、zipファイルを展開し、展開した中身である「platform-tools」というフォルダをそのまま後でわかり易い場所に置いてしまってください。

と、いってもそれってどこやねん!ってなりそうなので、自分は、

「C:\Program Files (x86)\Android\platform-tools」

に置きました。

この表記だと「で?」ってなりそうな人もいると思うので、

  1. デスクトップから「PC」のアイコンをダブルクリック。(PCアイコンがない場合はこちらを参照)
  2. 自分のPCのシステムが入っているローカルディスクドライブを選択してダブルクリック(C:とかD:とか人による)
  3. Program Files (x86)というフォルダを探す。
  4. 3のフォルダを開いて、「Android」という名称の新しいフォルダを作成する。
  5. 新しく作ったそのフォルダ内に「platform-tools」をフォルダごと入れる。

こうする事によって、貴方のシステムドライブがC:以外でない限りは、

「C:\Program Files (x86)\Android\platform-tools」

という私と同じアドレスにplatform-toolsが置かれた事になります。

もし、C:というドライブじゃなければ、そのアルファベットを自分のPCに合わせてください。

まぁ、ぶっちゃけ、どこに置いてもいいんですが、そう書かれると迷う方もいらっしゃるのであえて指定しときます。

手順その2:Android SDK Platform Toolsの環境変数の編集

次に実際にこれを動かせるようにするためにPathを通します。

といっても、やる事は以下の通り。

  1. windowsデスクトップ左下の「スタート」ボタンを右クリックし「システム」をクリックする。
  2. 開いたシステム画面の右側にある「関連設定」の下にある「システムの詳細設定」を開く。
  3. システムのプロパティ」という窓が出るので、下にある「環境変数」を開く。
  4. 「環境変数」の窓の上の段には「ユーザー環境変数」、下の段には「システム環境変数」があるので、下のシステム環境変数の窓内にある「Path」を選択する。※注意もし、下のシステム環境変数内に「Path」がない場合は、上の窓内にある「Path」を選んだら下の「Path」も表示されます。
  5. 下の「Path」をワンクリックして、「編集」を選ぶ。
  6. 新しく表示された窓から「新規」を選ぶ。
  7. 新規を選んだら出てくる入力場所に、手順1で決めたアドレスを入力する。今回の自分の例で言えば「C:\Program Files (x86)\Android\platform-tools」をそのままコピーして貼り付ければ楽です。
  8. 入力を終えたら「OK」を選択し、PCを再起動。

手順その3:Platform ToolsのPathが通っているかの確認

基本的に手順2の通りにやれば問題ないと思いますが、実際にPathが通っているかを確認します。

Windowsだと左下にある「🔎ここに入力して検索」に cmd と入力するとコマンドプロンプトが開きます。(真っ暗な背景に文字だけの画面)

そこで、adb と入力して、

Android Debug Bridge version 1.0.41~

から続くなっが~い文字がダダダっと表示されて、最後に

Online documentation: https://android.googlesource.com/platform/packages/modules/adb/+/refs/heads/main/docs/user/adb.1.md

と出力されていれば問題ありません。

もしこのようにならなかった場合は、おそらく最初のplatform-toolsフォルダを置いた場所と、環境変数の新規を選択した時にコピペしたアドレスが違っている、若しくは文字列の前後に空白等が無駄に入力されている、といった理由でアドレス不一致を起こしているのだと思いますので、もう一度、確認してみてください。

手順その4:AndroidのUSBデバッグを有効にする

今度はapkをインストールしたいandroidデバイス側の設定です。

  1. androidの設定「⚙」マークから、「デバイスについて」を選びます。
  2. 下の方に「バージョン」という欄があるのでタップ。
  3. 「バージョン番号」を連続でタップ。連打しているとあと○回で開発者モードが開放的な文言が出るので、開放されるまで連打。
  4. 開放されたら、元の設定に戻って、「⚙システム及び更新」を選択
  5. 「開発者オプション」という項目を選択し、下にスクロールしていくと「USBデバッグ」という項目があるのでそれを「ON」にする。

この設定が済んだら、AndroidスマホをUSBケーブル(データ通信ができるモノを使ってください。)でPCと繋いで、Androidの接続モード(USBの用途)を「充電のみ」から「ファイル転送/Android Auto」にします。

これでAndroid側の準備もOK。

また、この時に既にAndroidにインストールしたいapkが入っているなら、この時点でPCのデスクトップ辺りにコピーしておきましょう。

私が今回インストールしたいPebbleのapkの場合は、こちらからダウンロードできます。

 

手順その5:adb install コマンドでPCからAndroidにapkをインストール

あともう少しです。

最後の手順は、

  1. 🔎へのcmd入力からコマンドプロンプトを呼び出す。
  2. コマンドプロンプトが出たら、「adb install –bypass-low-target-sdk-block 」と入力。※注意※installの後、blockの後にそれぞれスペースを1回づつ入力して空欄を開けなければいけない
  3. その後にインストールしたいandoidのapkをコマンドプロンプトの真っ暗な画面上にドラッグアンドドロップで持ってきて、enter。
  4. この時、Android側の画面にPCからの操作を許可するかの表示が出たら、許可を選択。
  5. 「Success」が表示されたらインストール成功。

最後に実際にインストールされたかどうかをAndroidを開いて、確認しましょう。

まとめ

ちなみに、Pebbleを使う場合は、Rebbleアプリも必要なんですが、それは端末移行で勝手にコピーされるから問題ないんですよね。

まだ、いまのところAPIレベルが23以上ってだけなんでしょうけど。

でも、本体たるPebbleアプリがインストールできないから、普通にしてたら手詰まりになります。

今回の方法は、他のapkでも応用できるので、android14以降になってインストールできなくなったapk全てに応用できると思いますが、セキュリティの観点からも、よっぽどの拘りがない限りは万人に推奨できないとは思っています。

ただ、更新が滞っててAPIレベルが「22」以下のapk(2015年以前で更新が止まったapk)をリスクを理解した上でも使いたい自分みたいな人の為に記事にしました。

参考になりましたら幸いです。

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